お母さんに会いにいく角打ち店

昭和13年創業。時代の流れにより形態を変えて、いまはコンビニ―風の飲食品販売の一角に角打ちコーナーをもうけている。
おつまみは店で販売している乾き物類と、チーズのばら売り、ところてんなどとシンプル。「おつまみは好きなものを買って持ち込みしていいよ」とは店主の樋口さん。
店内はいつも誰かがカウンターの周辺に座っておしゃべり、まるで住民のたまり場になっている。手を込んだおつまみも銘酒もないが、つい足が向きたくなるここは、気さくでやさしいお母さんの引力が働くところ。  
ナビゲーター 金 成子

住)門司区老松町1-12 
営)8:30~19:30
休)日曜・祭日、お盆・年末年始


門司港駅から 徒歩約10分、庄司中央通りぞいに位置している。焼きたてパンが人気だそう。

店内の一角を区切った角打ちコーナー。
すぐに椅子を出してもらえ、すぐに常連と仲良しになってしまう


チーズ1個100円、ところてん160円。



年中無休、お母さんに癒される角打ち店


樋口酒店のお母さんから紹介されて徒くこと10分。白髪の素敵な西村さんが迎えてくれるここは、こじんまりした店内にはビール箱を重ねて作ったカウンターと椅子たちがおかれ、居心地よさを作っている。おつまみは西村さん手製ののらっきょう漬けと梅干しが人気だが、自由に持ち込みもできる。
「こんなに紹介してくれるなら、もっとがんばらなくちゃ」と笑う西村さんだが、なんと年中休みなしで店頭に立つそうだ。西村さんは門司の酒店の妻たちの会「美人会」の中でも一番お若い70代。美人会のお母さんたちを会いにめぐる角打ちもいいかも。
 ナビゲーター 金 成子

☎093-321-1712
住)門司区清見1丁目2−7 
営)9:00~19:00      休)なし


こじんまりした店内。


創業90年の暖簾を守る西村さん


自家製のらっきょう漬けと梅干し、各80円。


入口に車が駐車することが多く外観が目立たないので、自動販売機を目印にしてね。




駄菓子屋を兼ねた活気ある角打ち店

使っていなかった古い倉庫が、常連さんの手により見事なお店に生まれ変わったのは令和2年5月のこと。店名の通り「栗」にこだわったなシャレた角打ち。カウンターには一枚板の無垢の栗の木が。丸太の椅子や看板だってもちろん栗。とにかく活気があり、笑い声が絶えない。土曜日ともなれば店内は大賑わい。誰でもウェルカムで迎え入れてくれ、すぐにその場で親しくなれる。運が良ければ、常連さんからの差し入れをご馳走になる、なんてことも…。
交代で店頭に立つのは、先代ご主人の長女・次女・姪の二人と番頭さん。後継者不足に悩む角打ち業界にあっては、なんとも頼もしい!
おつまみは50円~。漬物、とうふ、焼き鳥など。駄菓子コーナーがあるため、小さな子供と大人が一緒の空間で楽しむこともできる。
ナビゲーター 都留 和恵

☎093-791-0058
住)若松区童子丸2-15-10
営)10:00~19:00(土曜は~20:00)
休)日曜


店内にトイレはないが、隣接する児童公園に公衆トイレあり。

右から長女の島さん、次女の栗本さん、番頭の井上さん、現オーナーで姪の伊東さん、姪の深田さん。


駄菓子を買いにきた近所の子どもたち。


お品書き。

新型コロナウィルス対策をとっている店内。

ビールジョッキの中と大。

差し入れの鶏のタタキ。



気さくな大将の笑顔に癒される角打ち店


おすすめの3種を前にする大将の笑顔が素敵。

「100歳の母親が元気なうちは、店の暖簾を降ろす訳にはいかない」と、大将の退職をきっかけに2016年5月にリニューアルオープン。金曜と土曜限定で営業している。店頭の棚には、大将自ら蔵元に足を運んで取り寄せた日本酒が並ぶ。そのこだわりの大将おススメ「東洋美人」の品揃えはピカイチ! その他「魔王」は1杯700円で飲める。(←大将のサービス価格)乾き物は100円~、日替わりのお惣菜300円~400円。

☎ 093-791-0389
住)北九州市若松区二島3-1-12
営)金曜・土曜の15:30~21:00 
※金曜・土曜は祝日でも原則営業
休)日・月・火・水・木曜
 



店内は禁煙なので、喫煙は外のベンチでできる。トイレがあるので、女性もゆっくりできる。

こだわりのお酒が並ぶ。


冷奴

人気のたこ焼き炙り。



80代のおかあさんが、一人で店を切り盛り。

城下町にたたずむ角打ち

角打ちは夕方がメインだが、おかあさんに相談すれば早い時間からも飲める。若者から高齢者まで、気さくな常連さんが店を盛り立てる。関門の地だこのつまみや、生ビールがあるのも嬉しい。
☎083-245-0617
住)山口県下関市長府中之町5-9
営)17:00~20:00
休)日曜・祝日など